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個人情報保護に関する苦情を装った理不尽なクレーム [個人情報保護]

 収益物件のマンション、といっても所有者の男性は1棟全部を持っているのではなく、マンションの1室を所有していました。所有者ですので、マンションの管理組合に管理費を納める必要があります。ところが、その所有者は3ヶ月間、管理費を滞納していました。該当の部屋を訪ねると、賃借人だという若い女性が居住していて、管理費のことはわからないとのことでした。収益物件なので所有者と賃借人が異なるのは当然ですから、直接所有者に連絡をとるしかありません。

 そこで、管理組合は管理会社を通じて、その所有者の携帯電話に管理費催促の連絡をしていましたが、いっこうに返事がありませんでした。管理組合に保管されている書類の中に、その所有者の緊急連絡先として、おそらく物件購入時の自宅と思われる住所と固定電話の番号が記載されていました。管理会社は再三の連絡にも返事がないので、やむを得ず、記載された固定電話に電話をかけました。

管理会社「私、A管理会社のBと申します。〇〇◇◇さんのお電話で間違いないでしょうか。」

女性「はい、〇〇ですが、 ◇◇は仕事からまだ帰っておりません。」

管理会社「そうですか。では、◇◇さんにお伝えしたいことがありますので、A管理会社までご連絡をいただけるよう、お伝え願えますか。」

 電話に出たのは〇〇◇◇さんの配偶者か親族のようでしたが、個人情報保護に関心の高まっている社会背景から、本人以外に簡単に管理費の滞納の件であるとは言えません。

 数日後、〇〇◇◇さんが激高しながらA管理会社に電話をかけてきました。内容を要約すると、「連絡先には携帯電話の番号を記載したはずなのに、なぜ自宅に電話をかけてきたのか。個人情報保護法違反だ。」

 ということで、A管理会社の個人情報保護体制づくりをしている私に相談が来ました。素人が生半可な知識で「個人情報保護」を持ち出してクレームをつけてくることがたまにあります。その多くは、何か別に気に入らないことがあるのだけれども、それが正当な苦情でない場合に、個人情報保護にかこつけて八つ当たりしてくるケースです。

 そこで、A管理会社の担当者に私が「個人情報保護の点では何も落ち度はないから心配ないよ。何か別に腹が立つことがあった可能性が高いと思うのだけど、その〇〇◇◇さんは何かに腹を立てていないか?」と尋ねたところ、

A管理会社「電話に出た女性は◇◇さんの妻で、A管理会社とはどんな関係か問い詰めて、この収益物件の部屋まで行ったらしい。そこで、居住者の若い女性と顔を合わせて◇◇さんの 浮気がバレて、現在、離婚話になっているみたい。お前(A管理会社)のせいで離婚になったらどうしてくれるのかと怒鳴ってたよ。」

 愛人を持って、しかも、その家賃を滞納した自分のことを棚に上げて、個人情報にかこつけて苦情を言ってくる。個人情報に関する苦情自体が少ないですが、その少ない苦情の中では、個人情報にかこつけた理不尽なクレームの割合は高いです。個人情報の窓口を設ける必要はありますが、その担当者には個人情報保護の知識に加えて、クレーム対応能力も必要です。

個人情報保護担当者の養成に興味をお持ちになりましたら、http://c-hearts.biz/

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